わたしたちの竹林について

ABOUT
OUR BAMBOO GROVE
at KYOTO

わたしたちの竹林について

京都西山の大原野にある豊かな竹林

わたしたちの竹林は、京都西山の大原野の山にあります。京都駅から30分あまりで行ける場所にありながら、小塩山の麓に広がる丘陵地であり、田畑や連なる山々など自然豊かです。さらに、山からの伏流水や風の通りもよく、作物を育てるのに適した土地です。また、大原野神社や正法寺、十輪寺など多くの神社仏閣が点在しています。小塩山の上には淳和天皇陵があり、大原野にある「灰方(はいかた)」という土地の名前の由来などは、それに関係しているようで興味深いものがあります。
このように自然と歴史、ともに豊かな魅力あふれるところに、わたしたちの竹林や田畑はあります。

京たけのこの名所

西山の大原野は京都の中でも群を抜いて美味しいたけのこが採れる名所です。なぜなら、美味しいたけのこを育てる条件が整っているからです。まず大原野の竹林は緩やかな坂にあり、傾斜に合わせてゆっくり水が流れるため、一年中土地が潤っています。ミネラルがたっぷり蓄積された土地は肥沃で、たけのこにもしっかり栄養が行き届きます。わたしたちにとっても竹の子にとっても、嬉しい条件が組み合わさっている珍しい土地なのです。

Q「なぜ京都の中でも、大原野に竹林が多いのですか」

A「国が竹の研究を大原野で力をいれて進めたからです。『京都式軟化栽培法』により竹畑が増えました。さらに、ミネラルが豊富な土をまんべんなくまくことで、美味しい竹の子ができると研究から発見され、さらに美味しい竹の子が採れるようになり、竹林が広がっていきました。」

Q「京都式軟化栽培法とは何ですか」

A「京都の伝統の栽培方法で、春の収穫が終わると、竹の子を生む親竹の先を折って根と竹本体を守り、日当たりや風通しをよくします。6月には『さばえ』という細い竹の刈り取り、秋には古い親竹を伐採し、わたしたちの田んぼで収穫された稲わらを敷きます。冬には、敷きわらの上に赤土粘土を重ねる『土入れ』を行います。こうすることで、ふかふかの土壌になるのです。このように、竹林の手入れを1年中行っています。

Q「大原野でつかわれている竹の子を掘る道具は、なぜあのように面白い形をしているのですか」

A「竹の子は、土から頭を出すと、硬くなり苦味もでます。でも、土の中では柔らかくて味は甘いのです。だから、なるべく土から少し頭を出した時点で、土の深いところから竹の子を掘り出し、柔らかいままでみなさんに届けたいという農家の熱い想いから、大原野ならではのあの面白い『堀ぐわ』が発明されたと聞いています。

Q「竹の種類について教えてください」

A「竹の種類はたくさんあり、世界に1300種類、日本国内では600種を越える種類があります。有名なのは、孟宗竹(モウソウチク)、真竹(マタケ)、淡竹(ハチク)。他にも、亀甲竹(キッコウチク)、布袋竹(ホテイチク)、業平竹(ナリヒラダケ)、黒竹(クロチク)、スズタケ、蓬莱竹(ホウライチク)などたくさんあります。

Q「ALULLAさんの竹の種類は何ですか」

A「孟宗竹という種類です。」

Q「その孟宗竹の特徴を教えてください」

A「日本最大の竹で、食用にする竹の子の多くはこの種類です。国内の竹の中では最大の大きさで、稈の高さは10~20メートル、直径は8~20センチ程度になります。この大きさを生かし、竹細工以外にも建築資材や農業・漁業資材としても日本人の暮らしに役立ってきており、最近では竹炭の原料として生かされています。」

Q[孟宗竹の名前の由来はなんですか」  

A「もともとは中国原産といわれており、江戸時代に京都に植えられたという説があります。「孟宗」というのは、中国の三国時代の呉の人物の名前で、「筍が食べたい」という年老た母親のために、雪が降る寒い中を筍を堀りにでかけ、その親孝行の徳によって筍を得ることができたという話が由来とされています。」

Q「竹の子にはどんな栄養素が含まれているのですか」

A「さまざまな栄養素が含まれていますがその一つにタンパク質があります。肉や魚ほど多くはありませんが、生のたけのこ100gあたり3.6gのタンパク質が含まれており、カロリーは27㎉と非常に低いため、ダイエットをしながらタンパク質を補いたい方にはおすすめです。
他にも、カリウムや食物繊維に加え、チロシンという栄養も含まれます。カリウムは、体の余分な塩分を水分と一緒に排出してくれる働きがあります。チロシンは、たけのこを切ると出てくる、中心に白い粉のようなものです。脳を活性化させ、やる気が向上することによって、ストレス緩和やうつ病の緩和につながるといわれているので、とり除かずぜひお食べください。」

Q「ホームページの動画や写真に、虹のような光や実際に虹がかかっているように見えますが、いったいなんですか」

A「ホームページを作るために、動画や写真をとりました。わたしが何度写真を撮っても、あのように虹がうつるので、会社を立ち上げたときの願いが叶うというサインのようで、うれしく思いました。 
また、動画は別の方がとってくださったのですが、その方に撮っていただいても光や虹がうつるのです。わたしたちの竹林は、天からのエネルギーが地に降りている場所のように感じています。そのせいでしょうか、竹林にいると、心も体もとてもすっきりして元気になります。」